元々は保存食だった「塩辛」
酒の肴としても、ご飯にのせても美味しい、いかの塩辛。最近では、ジャガバタのトッピングやたこ焼きの具としても人気の商品です。
実は塩辛は、冷蔵庫のない時代の保存食として作られていました。
発酵食品でもある塩辛は、木の樽で作られていました。また、腐らないように、塩分濃度が今の4~5倍も高かったので、とってもしょっぱいものだったそうです。しょっぱい味付けは、保存するための先人の知恵だったんですね。
実は家庭でも作れるんです!
北海道では毎日食べる家庭も多いという塩辛、ご家庭で手作りできるんです。
イカの身をイカ刺しほどの大きさに切ります。ゲソや耳も同じ大きさ切ります。皮はむかなくても大丈夫です。イカの切り身に塩をふり、一晩寝かせます。
ワタにも塩をふり、同様に一晩寝かせます。
イカの切り身とワタの塩を水でよく洗います。ワタを出し、切り身とよく混ぜ、また一晩寝かせます。
毎日、数回よく混ぜることで発酵を促します。一週間ほどするとできあがりです。
アレンジレシピ ①塩辛チャーハン
塩辛の塩分とコクで、絶品チャーハンを作りましょう! 具はレタスと卵だけのシンプルなチャーハンですが、濃厚な旨味で食べたらやみつきです。
フライパンにサラダ油を熱し、塩辛を入れ弱火で炒めます。溶き卵、ご飯を加えて炒めます。
最後に一口サイズにちぎったレタスを加え、さっと炒めたらできあがりです。短い時間で作れるのでおすすめです。
アレンジレシピ ②塩辛ピザ
塩辛をのせるだけの、コクと塩味のアクセントがたまらない塩辛ピザです。
まず、塩辛をレンジで20秒ほど加熱します。
次に、ピザ生地に塩辛を汁ごとのせます。ミニトマト、輪切りにしたピーマンをのせます。ピザ用のチーズをのせて、トースターで焼き目がつくまで焼いたらできあがりです。
市販のチルドピザにちょい乗せして焼いても美味しそうですね!