【そもそも】どうしてイカは揚げるとはねるの?
イカが油で揚げていると「バン!」と爆発する原因は、実はイカの皮にあったんです。
イカの皮は四層にもなっていて、その皮が水や空気を通しにくい構造のため、油で揚げている最中にどんどん皮の中に空気が溜まっていき、限界になった皮が破裂すると、あのイカの爆発になるそうです。
揚げるときにハネないコツ
イカがハネる理由はわかりましたが、やけどをする恐れもあるし、コンロも大変なことになるし…ハネないコツはないのでしょうか。
イカを天ぷらやフライにするときにハネないコツがいくつかあります。
一つ目は、イカの表面の水分をしっかりとキッチンペーパーなどで拭きとることです。
二つ目は、よくイカに入っている、飾り切りのように十字に切れ目を入れることです。切れ目を入れれば、皮をはぐ必要はありません。
三つ目は、高温でイカを調理しないことです。
これは揚げ物でも炒め物でも同じで、温度が高くなりすぎる前にイカ調理することが大事です。揚げ物なら170~175℃くらいでよいでしょう。
フライのための下ごしらえ
今回は、生のイカでイカリングを作るときの下ごしらえの方法をご紹介したいと思います。
イカの胴体に指を入れ、指でべりべりとくっついているところをはがします。エンペラをふきんなどで抑えながらゲソを引っ張ってワタごと抜きます。
軟骨も引っ張ってとります。
胴を水でよく洗い、キッチンペーパーで水気をふきとります。エンペラを指で胴からはがし、胴の皮をキッチンペーパーでおさえながら剥きます。可能ならエンペラの皮も剥きましょう。
胴は一センチの輪切り、エンペラや胴の先などは、十字の切り込みを入れます。
これで下ごしらえは完成です。
油がはねない!イカリングフライの作り方
イカは上記の手順で下ごしらえをしておきます。
イカに塩コショウをふります。
バッター液を作ります。バッター液は、卵1個に対し、小麦粉大さじ4、水大さじ1です。これを混ぜます。
イカをバッター液にくぐらせて、パン粉をつけます。内側にもしっかりパン粉をつけましょう。
イカを熱したサラダ油で揚げます。温度は170℃くらいで揚げるとハネにくいです。菜箸を入れて、先から気泡がしゅわしゅわ出ればOKです。
両面キツネ色になるまで揚げたらできあがりです。