犬が生のイカを食べるとこんな症状が…
生のイカは、実は犬にとっては危険な食べ物です。
生のイカにはアニキサスという寄生虫がいることがあります。あやまって体内に入ると、アニサキスが胃の壁に入りこもうと食い込み、激しい痛みを引き起こす原因となることがあります。
また、生のイカには「チアミナーゼ」という成分が含まれていて、ビタミンb1欠乏症を起こしてブドウ糖からエネルギーを摂取できなくなり、やがて脳や神経に障害を起こします。ふらつきを起こして歩けなくなったり、嘔吐を起こしたりします。
食事の際は、ワンちゃんが生のイカを食べてしまわないよう注意しましよう。
犬は生のイカをどのくらいの量を食べると危険なの?
イカを舐めただけ、もしくは、ごく少量食べてしまった場合は、ビタミンb1欠乏症は起きないと考えられますが、様子に変化があればすぐ受診しましょう。
ビタミンb1欠乏症を起こすほどの量とは、体重３キロの犬がイカ杯を食べた場合です。このように多く食べてしまった場合は危険な症状が現れます。
また、ほんの少量でも毎日食べ続けると症状が現れるリスクがありますので、少量でも犬に生のイカを与えるのはやめましょう。
こんな時は病院を受診しよう
万が一、家庭で犬が生のイカを食べてしまった場合は、家庭で応急処置ができないので、早めに動物病院を受診し、獣医師に診てもらいましょう。
神経系に障害が表れると、元気がなくなったり、ふらふらと歩けなくなったりします。
また、けいれんや嘔吐が起こった場合は速やかに動物病院を受診してください。
加熱したイカなら、少量であれば大丈夫！
生のイカは犬に有害ですが、加熱したイカであれば少量なら食べられるそうです。しかし、その場合も注意が必要です。茹でたイカなどを与えたい場合は、一切れ程度にしましょう。
焼いて硬くなったイカや、スルメなど固い物は、口の中や胃を傷つける可能性があるので、基本的にイカを与えるのはやめましょう。
また、燻製されたイカは、味付けされているため塩分のとりすぎになり、中毒を起こす可能性があるので与えないようにしましょう。
飼い主さんには、新鮮美味しい白イカの姿造り！
ワンちゃんの健康にはイカは要注意な食材ですが、飼い主さんは食べたいですよね！
榮元の白イカは、地元で獲れたばかりのイカを特殊な技術を使って冷凍処理し、解凍するだけでとれたての新鮮さをお家で食べることができます。
職人の技術でお造りにされた白イカ、とっても美味しいですが、これはワンちゃんにはあげないで、飼い主さんだけで是非一度、食べてみてください！おすすめです！
