新鮮なイカの見分け方
美味しい「いか料理」を作るためには、新鮮なイカを選ぶことも重要です。特にスルメイカは、通年を通して手に入りやすく、比較的安価なため、よく購入される方が多いのではないでしょうか?このスルメイカを例にすると、新鮮なイカを見分けるポイントは、目の黒々とした輝きと透明感のある肌、そして濃い赤褐色の体色です。さらに、体表面の色素胞が細かな粒として見えるかどうかもチェックしましょう。この色素胞はイカが体色を変えるための秘密兵器。生の状態でこれらの特徴を確認できれば、鮮度が高い証拠です!冷凍イカも美味しいですが、新鮮な生イカの持つ独特の食感と風味は格別です。
エンペラって?名前の由来知ってる?
イカのエンペラ、その名の由来はなんと「ナポレオンの帽子」です!フランス革命後に皇帝となったナポレオンの肖像画に描かれた三角形の帽子が、イカのエンペラに似ていることからこの名がつけられました。また、エンペラの縁がペラペラしていることからも、その名が生まれたとか。イカのエンペラは、泳ぐ際の方向転換やかじ取りに不可欠な器官であり、食べるときには独特のコリッとした食感を楽しむことができます。特にイカそうめんには欠かせない部位ですよね。イカの足や内臓とともに、エンペラもまた、お酒の肴やご飯のおかずとして多くの人に愛されています。
イカの吸盤は「歯」だった
イカの吸盤には驚くべき秘密が隠されているのはご存知でしょうか?タコの吸盤とは異なり、イカの吸盤には角質環と呼ばれるギザギザの硬い歯があるリングが付いているのです!これにより、泳ぎながら獲物を捕まえるイカが、素早くしっかりと獲物を捕まえて、逃がさないようにできます。ただし、イカの足を調理する際は、この角質環があると食感がざらざらして口当たりが悪くなってしまうので、吸盤の部分を丁寧に洗い、事前にこの角質環を取り除いておきましょう。
イカの目は、すごくいいんです!
イカの目は、実は私たち人間の目と比べても遜色ない能力を持っていると言われています。その視力は、人間の視力に換算すると約0.5程度に相当し、他の海洋生物と比較しても優れているとされています。また、一般的にイカは色の認識ができないと言われますが、濃淡の識別能力は非常に高いようです。イカ釣りでは、餌木やスッテの色の違いが釣果に影響することから、その識別能力の高さがわかりますね。もし興味が湧いたら、魚屋さんでイカの目をじっくり観察してみてください