イカのぽっぽ焼きってどんな料理?
いかを焼いたものというと、お祭りの屋台でみかけるイカの姿焼きをイメージするかたが多いと思います。イカのぽっぽ焼きは、見た目はイカの姿焼きに似ています。
違う点は、屋台のイカ焼きはイカの中は空洞ですが、ぽっぽ焼きには中身があります。
ぽっぽ焼きは、イカの水揚げ量が日本一の青森県八戸市の郷土料理とい言われています。この他にも青森県にはイカを使った郷土料理の「イカメンチ」もありますので、昔から家庭で青森県ではイカを食べていることがわかります。
イカの姿焼きと、ぽっぽ焼きの違い
よく似たイカの姿焼きと、イカのぽっぽ焼きの違いはなんでしょうか。
ぽっぽ焼きのほうは、中にイカのゲソ、ゴロ(青森の方言でイカの内臓の事)、ネギなどの野菜を混ぜて味をつけたものを、イカの中に詰めて焼いています。
ゴロは、イカが新鮮でなければ食べられませんので、今のように冷凍技術や輸送方法が発達していない昔は、イカが獲れる現地でしか食べられなかった料理ですね。
ぽっぽ焼きを作ってみよう!
新鮮なイカを使って、ご家庭で簡単にイカのぽっぽ焼きを作ってみましょう。
イカはゲソ、ゴロ、目、口をとります。中をよく水洗いして水気をふき取ります。イカの胴の片側に1センチ幅で切れ目を入れていきます。
切ったゲソ、砂糖、しょうゆ、お好みでネギのみじん切りを混ぜます。
イカの中にゲソなどを詰め、つまようじで止めます。
フライパンで火が通りこんがり焼き目がついたらできあがりです。食が進むこと間違いなし!
アレンジ★ぽっぽ焼き
ぽっぽ焼きをよりお子さんが好きそうな味にアレンジしてみましょう。
イカはゲソ、ゴロ、目、口をとります。中をよく水洗いして水気をふき取ります。イカの胴の片側に1センチ幅で切れ目を入れていきます。
しょうゆにはちみつ、みりんを入れ、そこにカレーパウダーを入れます。
よく混ぜたらイカとゲソを漬け込みます。5 分ほどでOKです。
今回は食べやすいように中にゲソはつめずに、一緒にフライパンで焼きます。
フライパンにサラダ油を熱し、漬けたイカの身とゲソを焼きます。こんがり焼けたらできあがりです。おかずにもぴったりですね!